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エヴァンゲリオン制作とコロナ対策に見る、今決定的に重要なシステム構築思考

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エヴァンゲリオン展 北海道会場画像2021年2月14日がサッポロファクトリーで開催されている『エヴァンゲリオン展 北海道会場』の最終日だったので行って来ました。

今回の『エヴァンゲリオン展』は、原画・セル画などのオリジナル資料約300点と、複製資料約1,000点からなる複製資料によって、エヴァンゲリオンの企画立案からストーリーの制作と原画の作成、それを使用したCGソフトによる映像作成までの全制作過程を開示してくれたものです。

 行ってみてやはり期待通りだなと思いました。

 それは、アニメーション作品も、楽天やAmazonのショッピングモール、銀行のATMシステムなどのようなコンピュータのシステム開発と制作方法が予想通りまったく同じなことです。

コンピュータのシステム開発の方法

 コンピュータのシステム開発は次のような段階を踏みます。
 

  1. 要求定義(どんなスステムが何を解決するために必要か?を文書化する)
  2. 企画立案書の作成
  3. 概要設計(外部設計)
  4. 詳細設計(内部設計)
  5. 試運転
  6. マニュアル(仕様説明書 作戦)
  7. 最終テスト
  8. 稼働

 写真にある通り、エヴァンゲリオンも企画書作成からストーリーの考案と脚本の制作から始めて レイアウトという名前の概要設計、イメージ画像の制作。

 そして、原画や設定という各登場人物の正面・側面などから見た画像の制作。
 
 これらを基にしたCG映像制作といった詳細設計。

ダミアンハースト サメのホルマリン漬け 実際に描写してのテストを重ねる。

という制作過程をたどっています。

 私が注目したのは、このような要求定義から初めて外部設計をしていく制作方法をほとんどの画家・アーティストは取っていないだろう、ということです。

 恐らくもっと漠然と作品の構想を脳裏に浮かべ、完成図を想像して制作していると思います。

 しかし、ダミアンハーストがサメのホルマリン漬けを展示したフリーズ展などは、ビジネスとしての反響までも戦略的に計算したシステム構築による開催であることは、ほぼ間違いないと思います。

 村上隆のスーパーフラット展なども同様だと思います。

役人・政治家に欠けているシステムという概念と業務の遅滞

 法学部や経済学部卒業者が多い今の省庁の役人や政治家に、見事に欠けているのがコンピュータ・インターネットへの知識と『システム』という概念です。

 例えば、持続化給付金や雇用調整助成金の給付なども書類作成などの手続きが煩雑で遅々として行き渡るべき人に渡っていない。

 コンピュータとネットを使った申請・給付システムなのだから、設計は総設計者であるシステムエンジニアに依頼しなくてはならない。

 日立や富士通・IBMなど、どのシステム請負業者なら限られたこの日数でシステムを完成できるのか?を調べ、見積もりを出させその中から業者を決定すべきです。
 
 なのに利権の関係でしょう、餅屋でない電通に丸投げしている。

 システム請負業者なら使うプログラム開発言語をどれにすべきか?システムエンジニアとプログラマは何人なら足りるのか?を見積もり段階で短期間にはっきりさせるでしょう。

 最も多くの霞が関官僚の出身校である東京大学の法学部や経済学部では今でもプログラミングなどのコンピュータ科学をほとんど教えていません。

オードリータンの思考 私は専門が札幌WEBプログラミングスクールの経営で、プログラミングとシステム開発の方法を教えるのが仕事ですが、これは、1980年位に小樽商科大学で半ば強制的にプログラミングを学ばされたことがルーツとなっています。

 つまり、東大や早稲田、早慶といった大学の社会科学系学部のカリキュラムが明治以来からほぼ変わらない旧態然としたものだったため、インターネット社会に役人や政治家が適応できないのでしょう。

 西村担当大臣などを見ていると、部下であるどのスタッフも寝不足で、無駄な業務に時間を取られヨタヨタ、フラフラとPCR検査の拡充をしないまま同じところを無限ループして回っています。

 二桁にならんとする官庁から派遣された秘書官が体調不良で退任しているそうです。

 コロナ対策に成功した台湾で封じ込めに成功したのが、オードリー・タンという12歳でプログラミングを独学で学びシリコンバレーで起業して成功したコンピュータの達人であることはそのことを大いに示唆していると思います。

  

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