制作方法

制作手法

 作品は紙(マーメイド紙)にソフトパステルと色鉛筆を使用して制作する方法と、Illustrator・Photoshop・Painterなどの画像処理ソフトを使用して制作する方法をとっています。 必要に応じて人物画制作ソフトPoserも使用しています。

 パステル使用する理由はいくつかありますが、色調・発色が日本画の岩絵具、水干絵具に非常に近い事。油彩やアクリルのように筆を使わないため、デッサンする事と描画(肉付け)が一体となっており、筆を使用するよりも簡単に、鉛筆で描くように細かく正確に描画できるというメリットがあります。 さらに絵具を乾かす時間と手間が掛からず制作時間を大幅に短縮する事も可能です。

 出来上がった作品は日本画に近い画風となり日本人としての感性にしっくり来ます。
 浮世絵など日本の絵画から大きな影響を受けたオデロン・ルドンがパステルを多用したのも、こうした理由が一因だと推測しています。

(写真はオディロン・ルドン作『レオナルド・ダ・ヴィンチ礼讃』紙にパステル)