前回の5回目はソフトパステルと色鉛筆での描画の過程を解説しました。
前回よりおよそ5日ほどで作品はご覧のよう完成しました。
パステルという画材を特性に従って上手に利用した場合の素晴らしさは、描画後のマチエールの工夫無しに、巧みな技巧により制作した日本画のような、日本人好みの岩絵の具に匹敵する美しい色彩になることです。
アクリル画や油彩ではこうはいきません。
今回はパステルでの制作時間が予想よりも短くすんで良かったです。
ただ、各部分が細密なので横幅1m弱のこの紙には非常に描きづらかったです。せめてF80号とか横幅1m70cm位は欲しかったです。
この作品の題名は「火の鳥 フェニックス 精神は四角く肉体は丸い」です。
火の鳥と言えば、そう手塚治虫先生です。
手塚さんのライフワークだった長編『火の鳥』。
人間の醜いエゴイズムと神がかった科学力で地球と宇宙は何度も滅んではまた生まれ、それを繰り替えすという物語です。
手塚さんは予言者で、1960年に地球が近いうちに環境破壊で言受容気象になること。
アメリカが弱体化し、世界への睨みが効かず各国で内乱が起こる事を予言しています。
この作品をご覧になって、いつの時代も権力者が一番欲しがる『火の鳥』とは何なのか?を考えてみることをお勧めします。
今回の作品の詩を作りました。詩を発表するのは初めてです。
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