高校に入り芸術の選択では美術を専攻して、美術の授業が始まる前の4月に生まれて初めて描いた油絵がこの作品です。
初心忘れるべからずで、今でも居間に飾っています。
同時に美術部にも入部。
高校2年の時に、教科のクラブ活動で工芸部に入ってコーヒーカップを作っていた時に、全道展という公募団体の会員である工芸のH先生にこう声を掛けられ
「君は芸術の選択は音楽ではなく美術でしょう。
見ただけで美術タイプだと分かりますよ。
そのコーヒーカップのデザインは素晴らしい。この曲線が見事です!
この授業が終わったら工芸準備室に来なさい」と言われました。
研究室に行くと
「美術室にある制作中の大きな薔薇の絵はやはり君の作品でしたか。
私は自分の美術教師人生の中で、たった一人でいいから天才画家を見出したかった。
今日やっと見つけたよ。
君なら必死に努力すれば必ず絵心がつかめる。ぜひ画家をめざしなさい。
それと今後は美術部だけでなく工芸部にも入部して制作したらどうでしょう。」
と勧められました。
その先生には何度も放課後に研究室に呼ばれ、いつも
「工芸部に入らないか?あなたには素晴らしい才能があるから画家になりなさい」
と勧められたのです。
このアドバイスは私が画家を志すうえで、後々に強い影響を及ぼしていきます。
しかし、その時は画家という職業にはまったく魅力を感じられず、当時は何といっても『神の手を持つ脳神経外科医の福島孝徳デューク大学教授』や『匠の腕を持つ脳神経外科医の上山博康医師』のような脳神経外科医か心臓外科医になりたかったので、工芸部にも入らないまま、国公立の医学部をめざしたのです。
だから、東京芸大美術部に何浪してでも絶対入りたいといった青年ではなかったのです。
今振り返ると高校時代の私は美術の先生に芸大をめざす事を強く勧められて、何だか『ブルーピリオド』の主人公、矢口八虎みたいですね。
※右上の写真は高校1年、宿泊研修でのものです。右側が私です。
今見てみるとジャニーズ系ですね。今は太ってしまいましたが。(笑)