2025年10月26日、横田昌彦が描いた大サイズパステル画『グラン・ブーケ 2025年バージョン』の写真今日は。

横田です。

札幌は初雪も降り、いよいよ寒さが厳しくなって来ました。

今年も異常気象なのでしょう。

東京もだそうですが、札幌は例年より久々に寒い。

この分では、根雪が来るのも早いのでしょううね?

さて、10月26日に完成した新作です。

題名は『グランブーケ 2025年バージョン』です。

グラン・ブーケ ルドン作グランブーケと言えば、パステル画家、オディロン・ルドンに詳しい方ならご存じのように、ルドンの人気作品で稼ぎ頭だった一連の『花瓶に生けられた花』の静物画の希少な大画面版です。

ルドンの作品を収集している三菱一号館美術館が所蔵しているルドンの最大サイズのパステル画です

こちらに美術館の説明があります。

「1897年、ロベール・ド・ドムシー男爵が、ブルゴーニュ地方ヴェズレー近郊の城館の食堂装飾をルドンに依頼しました。

装飾画は1900年から1901年にかけて設置され、16点が現存します。

《グラン・ブーケ(大きな花束)》をのぞく15点は1978年に食堂から外され、現在ではオルセー美術館が所蔵しています。

当館が所蔵する《グラン・ブーケ》は食堂の装飾の中心であっただけでなく、ルドンが描いたパステル画としては最大で、装飾画の歴史上重要な作品です。」

この作品は三菱一号館美術館で以前開催された『オディロン・ルドン展』で、私もじっくり鑑賞しました。

鑑賞していると、じわっと泣けてくるような大きな感動を覚えます。

今回は、これに挑戦というか、私は個人的に自分が『レオナルド・ダヴィンチとオディロン・ルドンの生まれ変わり』と信じているので、今回の日本のヨーロッパである北海道に生まれて、日本人として生きて新たに身に着けた様々なスキルを活かして再制作した。という事です。

もちろん、私がそう信じているだけですが、あえて皆さんに問いたい。

この大画面サイズのパステル画、『グラン・ブーケ』という静物画、私以外に誰が描けますか?

サイズはいつもの通り、788x1091mm。

マーメイド紙にソフトパステルと色鉛筆で描いています。

グラン・ブーケの花の種類を何にするのか?想像した花を描くのか?

『グラン・ブーケ』を描くには、何の花を、どの花瓶に生けるのか?が当然問題になります。

ルドンの小品の『花瓶に生けた花』の静物画では、ルドンが庭いじりが日課で、色んな花を育てており、それを夫人が花瓶に上手に生けてくれたことが分かっています。

しかし、ルドン作品には『想像上のルドンが創った花』も描かれています。

作品によっては両者が混在しています。

ルドンの花瓶に花の絵ですから、制作にあたっては単純に梅原龍三郎や安井曽太郎のように自分が「綺麗だ!」と思う花を描けば良いのか?が問題となります。

しかし、私は、いつも色んな作品に花を描くにも、深い思想や精神性、伝えたいこと、気づいてほしい事を伝えたいと思って表現します

ですから、私の『グランブーケ』に描かれている各花は、ある役割を担わされています。

それぞれメーセージが担わされています。

これは、左側の1つのガラスの花瓶と、二つの茶器もそうで、これらは単に私がデザイン・想像して作ったものではなく、これにもメッセージが担わされています

この『何を、どんなモチーフを何のために描くのか?全体としてどんなメッセージを込めるのか?」を考えるのは、ちょっと考えただけで、相当な労力と制作ノウハウが必要なことはお分かりいただけるでしょう。

画面の色も線もそうで、単純に美しいと思う色を適当に塗っているわけではないし、また、どこまでパステルを塗るのか、塗り込むのか?も重要な問題です。

最近は描きすぎることを、出来るだけ避けるようにしています。

単純に、適当に自分が美しいと思ったり好きだと思うデザイン的にも好みの花を配置して、ルドンの静物画に似せて『はい、ルドンのグラン・ブーケが一丁あがり』では、ルドンのオリジナルを越えていないばかりか、単なる、似て非なる『のような物』が出来上がったにすぎません

ただし、今は、以上のことの種明かしをしてしまうのは良くないでしょう。

ですから、いつもの通り、この作品の意味は皆さんが探って、ネットなども大いに利用して、創造してください。

また、この作品の実物は、札幌WEBプログラミングスクールの教室でご覧いただけます。

また、購入希望の方は、ご連絡・ご相談下さい!

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