先月、東京画廊の山本豊津代表にもプレゼンして高く評価していただいたのですが、私がアートの歴史で起こした『革新=イノベーション』は絵画を音楽に翻訳する方法を発見した事です。
私以前は絵画と音楽は別物で、音楽を絵画に翻訳する事は不可能と考えられていました。「音階を色彩に置き換える事は無理である」と言われてきたのです。
私以外の誰が「音階と色彩のスペクトラムには比例関係にある」と明確に主張したでしょうか?
この翻訳方法により、画家は作詞・作曲し、それを絵画に翻訳する事が出来ます。
この事の利点は、作詞・作曲により自分の制作意図・表現したい要求が作家自身に鮮明になり、より自覚的に制作できるようになる事です。
阿久悠さんは作詞するのに、まず頭の中で小説を作りそれを詩にしました。
この方法を取れば、同一の表現内容が小説・詩・音楽・絵画・脚本と色々な表現形式で正確に表現出来るようになります。
この発見はノベール賞を受賞する発見とまったく同じであり、今後様々な分野に応用され多くの画期的な物やサービスを生み出していくでしょう。
ピーター・ティールは「人々が既成概念を信じ込んでいて見えていない隠れた真実を探せ」といいました。
「人間は空を飛べない」「自動車は馬車に取って代わる事は出来ない」「あんこは洋食には合わない」と当時の人々は信じていたのです。
ネットの黎明期にniftyフォーラムで「動物が進化するのは生存中に遺伝子が変化するからだ」と言ったら大阪大学の大学院生をはじめとした住人から袋叩きに遭いました。
調べてみたところ、利根川進さんは私と同じことを考え、抗原抗体反応により遺伝子が変化する事を突き止め1986年にノーベル賞を受賞していました。
私の絵画と音楽を統合する理論を利用して制作された、最近の私の作品を『MUSIC PICTURE(音楽絵画)』と名付ける事にしました。
皆様、以後『MUSIC PICTURE(音楽絵画)』という用語の拡散をよろしくお願いいたします。
ポール・マッカートニーは抽象画を描きます
実はポール・マッカートニーは具象画・抽象画を描くのです。→『ポールマッカートニー個展』
ポールはジョン・レノンとは対称的に、ほとんどの曲を現代の支配的な大衆音楽制作方法である曲先で制作するミュージシャンであると推測できます。
「睡眠中に夢の中でイエスタデイのメロディが鳴っていた。急いで起きて書き留めた。そのメロディに最初につけた言葉はスクランブルエッグだった」と言う話は有名ですよね。
曲先の制作方法とはカンディンスキーのようなモチーフの無い抽象画を描く事は並行関係にあると言えるでしょう。
※図はビートルスが来日公演中に描いた絵です。カンディンスキーの初期の抽象画にそっくりですね。