2025年8月17日完成のパステル画の写真。『カナリア諸島にて」こんにちは。

横田昌彦です。

札幌も今では、10年前には考えられないほどの猛暑になっています。

実は今月、これまで乗っていた車が錆などで老朽化したため、買い替えました。

中古車ですが、トヨタのディーラーに勧められて購入したのが、走行距離6000kmのヤリス1500cc・4WDです。

驚くほど格安で購入できました。

しかも、オプションや装備はすべて揃っています。

この5年間、日本で最も売れた普通自動車であり、世界一燃費の良いガソリン車です。

コンパクトなので、使用する資源はアルファードなどの半分程度です。

もう、地球は半分壊れてしまいました。

今後、猛暑や災害は加速度的に進んでいくでしょう。

「お金があるからアルファードのような大きな車を買って乗ってよい」という時代ではないと思います。

ハイブリッドだから環境に優しいと思うかもしれませんが、とんでもありません。

車を一台製造するのに、10万kmを走行した分に相当するガソリンを消費します。

ニッケルや鉄など、膨大な資源を使います。

ハイブリッド車のリチウムイオン電池は、希少なリチウムを得るために大量の地下水を汲み上げ、現地の共同体を破壊し、子どもたちを貧困に追いやっています。

さらに、この電池を製造するために7.8万km分に相当する化石燃料を消費します。

そのため、ガソリン消費量で比較すると、ハイブリッド車がガソリン車を上回るのは、7.8万km走行した時点以降なのです。

アルファードで家族とキャンプ。
その結果、子どもたちへの未来のプレゼントは「壊滅的に崩壊した地球」になってしまいます。

『風の谷のナウシカ』の世界を、私たちは本当に呼び寄せてよいのでしょうか。

今回購入したヤリスは、「車は必要だから、お前が乗るべき車はこれだ」と神が用意してくれたもののように思えてなりません。

アートは物ではなく、心の豊かさをもたらすものです。

カンディンスキーが物質主義社会を嫌い、『芸術における精神的価値』を生涯追い求めたように、皆さんにも「お金」「物」「心」の価値について、今一度考えていただきたいと思います。

今日も最新作のご紹介です

題名は『カナリア諸島にて』。

大きさと画材はいつもと同じです。マーメイド紙にソフトパステル。

サイズは110cm✖84cm.

この題名を知っている方なら、すぐにわかるでしょう。

大瀧詠一の出世作となったアルバム『A Long Vacation』に収録されている一曲です。

このアルバムは大瀧詠一が作曲し、松本隆が全曲の作詞をしています。

この絵は、ぱっと見はよくある南国リゾートビーチの風景に見えるかもしれませんが、ありきたりな気分で描いたものではありません。

まず、この曲を知らない方は、ぜひ歌詞を聴いてみてください。
その上で、この作品をご覧ください。

一見、単純な風景画のようなスタイルに見えますが、そうではありません。

これは、私がいつも取り入れている「音楽を絵画に翻訳する物理的法則」を存分に活用して制作した作品です。

何度も曲を聴きながら作品を眺め、比較してみてください。

感想を聞かせていただければ嬉しいです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
親しくしていただいている東京画廊について
8月7日に東京画廊の山本代表とまたお会いして対談させていただきました。「横田君が村上隆に匹敵する画家なのは本当のことだから全てホームページなどに掲載していいよ!」!
 こんにちは。  札幌在住のパステル画家・デジタルアーティストの横田昌彦です。  札幌はここ数日で急に涼しくなりました。  そのなり具合が急...