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注7

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母の通夜の時に、脳裏に、お寺の仏壇にあった『金の蓮の花の彫刻』が思い浮かび、その蓮に雪が降る光景が思い浮かんで来たのです。
その瞬間「自分は、小林孝亘のように、もっと三次元的に対象をマスー大きな塊として彫刻的にデッサンすべきだと感じたのです。 
それが平面による描画に囚われていた私を一気に開放してくれました。

それはイチローが大リーグに行く前に、スランプを脱出して自分のバッティング・フォームを確立したエピソードと酷似した不思議な経験でした。

さらに、それから毎晩のように、自分がイチローとなって球場で面白いようにヒットを量産する夢を頻繁に観るようになりました。
 
私はこの時、イチローが先のエピソードで「自分は2度とスランプに落ちいらないだろう」と確信したように、もはや主題に困ることが無くなったこと。無限にいくらでも絵を量産できるようになったことを悟りました。

未だに多くの描くべきものが描かれないままであり、描くべきものは無限にある事を悟ったのです。