パステル画 オディロン・ルドンの『暗示的芸術』と、それを知るための典型的な作品である『バイオレット ハイマンの肖像』 2021年8月8日 私に最も資質が似ている画家が印象派時代にモネやルノアールとともに活躍したオディロン・ルドンです。 パステルで描く画家といえば踊り子の画家ドガとルドン。 ルドン以外には私しか、ルドンのようにパステルを日本画の絵具のように使って描く画家はいません。 この絵「バイオレット ハイマンの肖像」は難解ですよね。 ハイ... 白いハヤブサ
現代美術・アートの価値の解説 現代アートとは何?現代美術の価値とは?歴史的な文脈でアートの価値を計ることの正当性について考える 2021年8月2日 今まで村上隆や東京画廊の山本豊津代表が語ってきたとおり 「現代アートの価値はまずもって、西洋美術の歴史的文脈によって計られる」 というのが欧米の白人・ユダヤ人アート業界のルールでした。 この西洋美術での文脈、すなわち表現様式における『イノベーション=革新性』に重きを置くという基準について、私は必要ではあるが絶対ではない... 白いハヤブサ
日本画と国際性 東京オリンピック開会式での長島茂雄、王貞治登場と日本画や日本の伝統文化の類似性について 2021年7月25日 2021年の東京オリンピックの開会式が23日に開催されましたが、長島茂雄・王貞治・松井秀喜の3人による聖火リレーが行われ非常に好意的な意見が多いように思います。 「長島さんはこの日を目標にリハビリをしてきたことに勇気づけられた」 「やはり長島茂雄は偉大な人。国民栄誉賞のレジェンド登場は当たり前だよね」 といった意見が... 白いハヤブサ
現代美術・アートの価値の解説 現代アート・現代美術の価値とは。現代思想と二元論の克服。 東洋の陰陽論について。 2021年7月12日 私が大学生になってすぐに現代思想なるものがブームとなりました。 仕掛け人は『朝日ジャーナル』編集長の筑紫哲也さんです。 筑紫哲也さんはフランス現代思想を日本に輸入し解説していた京大人文科学研究所助手の浅田彰と山口昌男に拾われた東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手でチベットの宗教などを論じていた中沢新一に『新... 白いハヤブサ